【プロが使う】メダカの餌は何がいい?成魚用・稚魚用おススメの餌9選!!

メダカを飼ってると出てくる悩みの一つに
なんてことを悩んだりしますよね。
この記事では
- メダカを健康的に育てるための粉餌の条件
- どの餌を買えば良いのか
ということについて詳しく解説します。
この記事を見れば、どんな粉餌を選べば良いかがわかり、よりメダカを健康的に育てられますよ。
メダカ用の餌の選び方

メダカ用の粉餌はたくさんありますが、それぞれに特徴があります。
『良い餌』と一言でくくることはできないので、あなたの飼育の目的や方針に合わせて選ぶのが良いです。
選ぶ基準としては5つほどあり
- 栄養価・成分
- 浮遊性・沈下性(浮くか沈むか)
- 嗜好性(食いつきが良いか)
- 粒のサイズ
- 粉餌・生餌
これらの基準で餌を選ぶことになります。
栄養価・成分
メダカの餌には必ず成分表が書いてあります。
簡単にまとめると成分ごとに以下のような効果があります。
- 水分:餌から水分補給する
- 粗タンパク質:筋肉増強、強く育つ
- 粗脂肪:大きく育つ、内臓に高負担
- リン:背骨などの形を綺麗に育てる
- カルシウム:補助程度
高タンパクな餌を選ぶと大きく育ちやすくなったり、産卵しやすくなります。
その反面、内臓にも負担がかかることもあるので、餌のあげすぎや、寒い時期の消化不良には気を付ける必要があります。
浮遊性・沈下性
メダカの口は上を向いていますので、餌は浮いている方が食べやすく、逆に底にある餌はほとんど食べられません。
底に沈んでしまうと食べカスとして残ってしまい、水質を悪化させる原因になります。
メダカだけのことを考えると、浮遊性の高い餌を選ぶのが良いと言えます。
しかし、ヒメタニシやコリドラスなど、水槽の底で生活する生物を飼っている場合は、その子たちの餌にもなりますので、ある程度沈むことも大切になってきます。
嗜好性
メダカにも餌の好き嫌いはあります。
たくさん食べれば大きく育ちますし、水槽にカスも残らないので水質も悪化しにくくなります。
嗜好性に関してはメダカとの相性もあるので、いくつか試してみないとわかりませんが、食べないということはほとんどないので安心してください。
また、メダカは動くものに反応しますので、赤虫やタマミジンコなどの生餌は嗜好性が高いとも言えます。
粒のサイズ
メダカのサイズによって餌の粒のサイズも変えると、うまく成長していきます。
針子や稚魚は口も小さく、本当に小さい餌しか食べれないので、稚魚用の小さい餌を与えるか、成魚用のものをすり潰して与えます。
メダカが成長して大きくなってきても、小さい餌はもちろん食べれるのですが、粒が小さいため栄養価も低く、成長は遅くなります。
そのため、成長に合わせて粒のサイズも大きくしてあげると、健康的に大きく育ちます。
メダカ成魚におすすめの餌

メダカ成魚におすすめな餌を紹介します。
状況によって必要な栄養価やサイズなどは変わってきます。
それぞれ特徴も合わせて紹介しますので、参考にしてください。
Hikari 教材メダカのエサ徳用 150g
ザ・メダカの餌、ド定番です。
特にこだわりがなければ、この餌を与えれおけば問題ありません。
内容量も多く、安いです。
また、商品説明に完全栄養とあるように、栄養価もしっかりあるので安心です。
タンパク質は48%としっかりありますが、脂質が5%と低めなので、内臓への負担は少なめなのも安心。
こちらでも産卵はしますが、繁殖用ではなく普段使い用として割り切って使うと良いでしょう。
メダカの舞 コンプリート
とにかく栄養価が高く、プロ仕様の餌と遜色がありません。
メダカが強く元気に育ちますし、繁殖にも向いていて、この餌をあげているメダカはどんどん卵を産んでくれます。
ひかり菌という菌が配合されているため、メダカの内臓にも良く、暖かい季節であれば体調を崩すこともありません。
粒も大き目ですので、大き目の繁殖ができるサイズの成魚に向いた大きさになっています。
最初はしっかり浮き、ある程度の時間で沈んでいくため、他の生体も含め食べやすい餌です。
秋~冬にかけての気温が低くなる季節には消化不良をおこしたり、産卵のしすぎで体力を消耗してしまうので、春~夏の暖かい季節や、室内での加温飼育で与えるようにしてください。
メダカの舞 メンテナンス
メダカは水温が低くなると内臓の機能が低下します。
そこで、メダカの舞メンテナンスはとても消化に良く、内臓機能が低下した状態でも安心して与えられる餌になります。
10度を下回ると餌切りするのですが、10度~15度あたりは普通の餌を与えると消化不良で死んでしまうことも多く、消化に良い餌を与えるようにします。
主に10~15度あたりの、少し元気がなくなってきたかな?というタイミングで与える餌になります。
きちんと水温管理して、デリケートな時期にメダカを死なせてしまわないように気を付けましょう。
おとひめ B2
おとひめはプロも使う餌の大定番です。
浮遊性も高く、栄養価もバッチリ。
他の餌を検討する際も、おとひめの栄養価を基準に考えると良いとも言えます。
しかし、普通に買うと2kgと超大容量で現実的ではありません。
小分けにして売ってくれてる店もありますが、それでも単位はそこそこ大きいので、メダカを多く飼ってる人におすすめです。
また、少し水を汚しやすいという側面もあるので、水換えの回数は少し多めになるかもしれません。
赤虫
メダカの大好きな生餌といえば赤虫ですが、それをフレーク状にした餌になります。
生餌ではないので動かない分、特段食いつきがよいというわけではありませんが、よく食べる方です。
赤虫だけでは栄養価の偏りが少し心配になるのですが、成分の違う糸ミミズ、納豆菌、にんにくパウダーと入っているため、栄養価のバランスも調整されています。
粉餌は何で作られているかわからないし、なるべく自然界に近い餌で飼育したいという方におすすめです。
タマミジンコ
メダカ飼育者で生餌の定番といえばタマミジンコ。
メダカは口に入るもの何でも食べてしまいますが、動くものであればとにかく食いつきが良いです。
ガンガン食べてくれるので楽しくなっちゃいます。
また、粉餌と違って水を汚さないので、数日家を空けるときなど、少し多めに入れておくと好きな時に食べてくれるといった利点もあります。
コツさえ掴めば培養もできるので、常にストックしておくのも可能です。
メダカ飼育に慣れてきたらチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
メダカ稚魚・針子におすすめの餌

稚魚や針子はとても小さいので、もちろん口も小さく、食べれる餌のサイズが限られてきます。
泳ぐのも下手なので、効率よく栄養を摂取できるように餌選びをしましょう。
メダカの舞 ベビー
稚魚・針子の餌はこれで大丈夫です。
栄養バランスも良く、産まれたての針子からこれ1つで無事育てあげることができます。
メダカの舞ベビー、を指先にちょっとつく程度の少量、1日2~3回に分けて与えます。
特に針子はほとんど食べれない上に、水質悪化にも弱いので、水質を悪くさせないように少しだけ与えるのがコツです。
サイズが大きくなってきたら、成魚用の餌を指で砕いても良いので、中間サイズのことはあまり考えなくて良いかなと思います。
PSB(光合成細菌)
PSBこと光合成細菌は針子育成役に立ちますよ。
いわゆるバクテリア、微生物です。
肉眼では見えませんが、針子のような小さい生物からしたら生餌ということになります。
粉餌をうまく食べれず餓死してしまう個体もいるので、そういった事故を防ぐ役割も。
針子水槽にPSBだけ入れておけば問題ないという意見もありますが、これプラス粉餌をあげると安定して成長させることができますよ。
- PSB:餓死を防ぐ
- 粉餌:栄養を摂取して大きく育てる
といったイメージで添加してあげると良いですね。
また、PSBもバクテリアの一種ですので、水質を安定させる効果もあります。
培養して増やすこともできますので、繁殖して稚魚を育てる際にはぜひ試してみてください。
ゾウリムシ
生餌になりますので、稚魚や針子などの小さい状態でも食いつきがよく、ガンガン追いかけて食べてくれます。
粉餌は与えたときしか食べれませんが、生餌なら好きな時に食べることができます。
針子の餌は1日2~3回あげた方が良いと言われているのですが、会社員の方なんかは日中にあげるのは難しいですよね。
針子の死因の多くは餓死と言われていますので、ゾウリムシを入れておいていつでも餌のある状況を作ってあげると安心ですよ。
ゾウリムシも培養することができるので、常にストックすることが可能です。
PSBと合わせて、慣れてきたら培養にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
メダカにおすすめな餌まとめ

おすすめの餌を紹介してきましたが、気に入るものは見つかりましたでしょうか。
まとめると
- 普段使いは徳用の餌でOK
- 繁殖を狙うなら、繁殖用の餌
- 水温が低いときは、良消化フード
- 針子には針子用の小粒の餌
- PSBなどの生き餌も要件等
メダカ用の餌として売られているものは、栄養価としては問題ありませんが、時と場合によってはメダカを死なせてしまうこともあります。
メダカたちに適切な餌を与えて、健康で大きくなるように育ててあげてくださいね。