【絶対】メダカを屋外飼育してるなら、越冬の準備をしておこう!

冬が近づいてきて、気温が低くなってくると、気になるのはメダカの越冬ですよね。
屋外で飼育しているならなおさらです。
ここでは、
といった疑問にお答えします。
メダカを越冬させる準備の必要性
メダカを越冬させるためには、きちんとした準備が必要です。
というのも、メダカは水温が15℃を下回ったあたりから活性が落ち、エサ食いが悪くなります。
さらに10℃を下回るとほとんど動かなくなり、冬眠や冬眠の準備に入り、水底の方でジッと暖を取るようになるんです。
冬眠を始めると、越冬するためになるべく体力を使わないように生きています。
ストレスを与えてしまうと体力の消耗も大きく、春まで持たないという可能性もあります。
ですから、水替えなどのストレスのかかることは冬眠前に行っておくと安心です。
メダカを越冬させる準備はいつから?
メダカが冬越しするための準備は、11月のなるべく中旬くらいまでに行っておきましょう。
水温で言うと、15℃を超えているうちが良いです。
15℃を下回るとメダカの活性が落ちてしまうので、なるべく早めに準備しておきましょう。
メダカを越冬させる準備の作業
メダカを越冬させるために必要な作業は以下の通りです。
- エサをあげて太らせておく
- 稚魚や痩せている個体は室内に移す
- エサを負担の少ないものに切り替える
- なるべく深く水量の多い容器にいれる
- 水替えをしておく
- グリーンウォーターかPSBを用意しておく
- 発泡スチロールを用意しておく
詳細について解説します。
事前にエサをしっかりあげて太らせておく
メダカが越冬するためには、体力が必要です。
痩せてるメダカや、稚魚は越冬できない可能性が高いです。
そのため、暖かいうちに高たんぱくなエサをしっかりあげて、太らせておいてあげましょう。
稚魚もなるべく大きくなるように育ててあげると安心です。
成魚なら問題ないですが、若魚や稚魚は越冬が難しいです。
越冬ができる目安は1.5cm以上になります。
水温が15℃を下回る前に、越冬できるサイズを超えられるように調整してあげましょう。
稚魚や痩せている個体は室内に移す
メダカはしっかり大きく育てておけば越冬はできますが、11月に差し掛かってもまだ小さい個体は冬眠までに間に合いません。
その場合は、小さい個体は室内での飼育に切り替えましょう。
室内飼育では基本的にはヒーターを使って、水温を固定します。
24時間エアコンがついている家庭であれば、常に15℃以上を保ち、ヒーターなしでも越冬は可能ですが…
エアコンをつけたり消したりするのであれば水温が安定せず、逆に体調を崩してしまうため、一定の温度を保つためにヒーターを入れてあげましょう。
室内で育ててあげれば、冬場もメダカを楽しむことができますし、春までに大きく育てることもできるため、一石二鳥ですよ。
エサを負担の少ないものに切り替える
水温が15℃を下回ると、メダカの活性が悪くなってきます。
エサ食いが悪くなるのに加え、消化不良を起こしやすくなっているので気を付けましょう。
与えるエサを間違えると、その日中に死んでしまう…なんてことも。
メダカ用の良消化フードがありますので、10~15℃のうちはこちらで様子を見ていきましょう。
また、10℃を下回ったあとは、エサを与えないようにしましょう。
なるべく深い容器など、水温の変化が低い容器に移す
メダカが越冬するときは、水底の少しでも暖かい場所でジッと暖を取ります。
水深が深い場所は、水温の変化が少なく緩やかなため、体力の消耗を防げるからです。
そのため、屋外飼育の場合はなるべく深い容器に移しておきましょう。
また、深いだけでなく厚手の容器に移し替ええるのも有効です。
発泡スチロールでできた容器は越冬にもってこいですよ。
水換えをしておく
メダカが冬眠している冬には水替えができません。
冬眠中にストレスを与えてしまうと体力も低下し、死んでしまうリスクが高いためです。
しかし、冬のうちに水質が悪くなってしまってもメダカは死んでしまいます。
水温が15℃以上ある越冬の前に水替え、それも全換水をしておきましょう。
また、水替え後はなるべく水質を悪くしないよう、エサも控えめ、または絶つようにしてください。
グリーンウォーターかPSBを用意しておく
メダカが越冬している最中はエサを絶ちます。
その間、エサはなくても越冬は可能なのですが、なるべく栄養のある水を用意してあげると越冬の確率は上がります。
グリーンウォーターやPSBは、微生物、プランクトンです。
メダカはこのプランクトンを水中から接種することで栄養を補給することができます。
グリーンウォーターやPSBは水質を悪くしませんし、メダカが消化不良になることもありません。
冬の間はグリーンウォーターで育てるか、たまにPSBを混ぜてあげましょう。
発泡スチロールを用意しておく
メダカの越冬の際には発泡スチロールやスタイロフォームのような断熱材があると便利です。
飼育容器の下に敷いたり周りを囲んだりすれば、断熱材として機能しますから、水温の変化が抑えられます。
そのため、メダカが越冬できる確率が増えます。
また、水面に発泡スチロールを浮かべておくことで、水面が氷ることを防ぐことができます。
メダカの越冬準備まとめ
メダカの越冬で準備することをまとめると
水温が15℃を下回らないうちに
- エサをあげて太らせておく
- 稚魚や痩せている個体は室内に移す
- エサを負担の少ないものに切り替える
- なるべく深く水量の多い容器にいれる
- 水替えをしておく
これができていれば大丈夫かと思います。
また、10℃を下回るタイミングでは必ずエサを絶ってくださいね。
可愛いメダカさんが無事に越冬できますように…!